今回注目するのは、アフリカでは「神の使い」と呼ばれるオナガザル、アビシニアコロブスです!
黒と白の2色の毛を持ち、そのコントラストが美しいアビシニアコロブスですが、特に逆光で白い毛に日光が透けた際の美しさたるや!神の使いと呼ばれるのも納得の神々しさがあります!
そんなアビシニアコロブスの生態を見ていきましょー

生態・形態
・顔の周りと、背中、臀部、尾の先に生えた白い毛が美しいオナガザルの仲間
・森の中にて15頭前後の群れで生活しており、雄は群れの中で1頭しかいない。
・樹上性のため地上に降りることは稀で、寝るときも木の上で眠る。
・胃が3つに分かれており、葉っぱから栄養を摂取することができる(リーフイーターと呼ばれる)。

食性
・木の葉や果物、花などを採食する。
繁殖
・1度に1頭の子供を産む。
・生後約4ヶ月未満の子供は、全身の毛が真っ白である。
・子育ては母親だけでなく、群れの中のほかの雌もお手伝いをする。
その他
・名前にある「アビシニア」とは、生息地の一つであるエチオピアの旧国名である。
・自然界での天敵はヒョウ、ワシ、チンパンジーなど。ヒョウはわかるけど、ワシは大きさ的に厳しい気が…子供を狙うのかな?あとチンパンジーはどうやってサルを食べるんだろう…
・日光浴をしている姿が神に祈りを捧げているように見えることから、アフリカでは「神の使い」とも呼ばれている。
・寿命:飼育下で約25年
・英名:Abyssinian Colobus, Eastern Black-and White Colobus, Guereza
・生息地:中央アフリカ
・絶滅の度合い:低懸念
参考
・アビシニアコロブス. 静岡市立日本平動物園. https://www.nhdzoo.jp/animals/naka.php?animal_uid=49, (2020/12/6)
・アビシニアコロブス. ハイブリッドレジャーランド東武動物公園. http://www.tobuzoo.com/zoo/list/details/11/, (2020/12/6)