今回注目するのは、非常に高い知能と抜群の水中活動能力を誇る哺乳類、カリフォルニアアシカです!
その頭脳と水中適正を買われ、軍事目的で訓練している国もあるのだとか…
そんなカリフォルニアアシカの生態を見ていきましょー

生態・形態
・哺乳類の中でも有数の高い知能を持っており、高度な芸も習得することが可能。確かによくショーで見かけますもんね~
・前肢がヒレ上になっているおかげで、水中を素早く泳ぐことができる。そのスピードは最速で時速40kmにも達する。また、水深約300mまで潜ることでも知られている。
・雄は雌に比べて体が大きく、体長2.5m、体重400kgに達することもある。また、体の色(雄は茶褐色、雌はそれよりも暗い色あい)や頭部の形(雄は頭頂部が出っ張っている)も雌雄で異なる。
食性
・魚類や無脊椎動物類を捕食する。
繁殖
・繁殖期は5~7月で、この時期になると雄同士による縄張り争いが発生する。縄張り争いの間、雄は周りの雌が発情するのを待ちながら、同時に侵入してくる他の雄を追い払うことに専念する。この間は捕食する暇もない為、体の大きな雄(=体力がある)ほど生存競争に対して有利であるといえる。雄が争い続けられる期間は一般的に約2週間で、最長でも約1ヶ月である。
・雌は通常1頭の子どもを産み、子育ても母親によって行われる。
その他
・持ち前の頭の良さと水中活動能力の高さを買われ、カリフォルニアアシカを軍事目的で訓練している国もある。主な任務としては海中の機雷捜索、海中設備の補修、敵ダイバーの発見などが挙げられる。そんなことまでできるのか…
・野生の寿命は約15年ほど、飼育下では30年生きた例もある。
・生息地:カナダ、北中米
・絶滅の度合い:低懸念
参考
カリフォルニアアシカ. THE ANIMALS. http://animals.main.jp/mammals/california_sea_lion001.html, (2020/8/23)