今回注目するのは、帽子を被っているように見えるテナガザル、ボウシテナガザルです!
他のテナガザルと同様に、樹上を腕渡りで素早く移動することができます。
そんなボウシテナガザルの生態を見ていきましょー

生態・形態
・タイやカンボジアの熱帯雨林にて、家族単位の群れで生活している。
・頭部の毛が帽子を被っているように見えることが名前の由来になっている。
・樹上性で、地上に降りることは稀である。
・雌雄で毛の色が異なるため、容易に見分けることができる(雄は四肢の先と顔の周りが白っぽく、他は黒いが、雌は頭とお腹が黒く、他は銀灰色をしている)。
・鳴き声も雌雄で異なるが、いづれも数キロ先まで聞こえる点は共通である。
・シロテテナガザルと外観が似ているが、別の種であると考えられている。
食性
・雑食性で、果実や樹の葉、昆虫類などを食べる。
繁殖
・生まれたての子は、性別に関係なく白色の毛が生えている。
その他
・寿命:飼育下で35年前後
・学名:Hylobates pileatus
・英名:Capped gibbon, Pileated Gibbon
・生息地:タイ、カンボジア
・絶滅の度合い:危機
参考
・ボウシテナガザル. よこはま動物園ズーラシア. http://www.hama-midorinokyokai.or.jp/zoo/zoorasia/animal/asia/PileatedGibbon/, (2020/12/28)
・ボウシテナガザルのマキコさん. 愛媛県立とべ動物園. https://www.tobezoo.com/animals/idol/2016/12225800.html, (2020/12/28)
・ボウシテナガザル. 愛媛県立とべ動物園. https://www.tobezoo.com/animals/library/article/000642.html, (2020/12/28)