哺乳綱

フクロテナガザル


今回注目するのは、喉元にある袋から繰り出される大きな鳴き声が特徴のテナガザル、フクロテナガザルです!
喉頭嚢とよばれるこの袋は鳴き声を発する際に大きく膨らみ、その鳴き声は2km先にも聞こえるほどの大きさです!
そんなフクロテナガザルの生態を見ていきましょー

↑喉頭嚢を膨らませ鳴き声を上げるフクロテナガザル。一度聴いたら忘れない鳴き声なので聞いたことがない方は是非動物園まで!

生態・形態

・最大の特徴は喉から突出した「喉頭嚢(こうとうのう)」と呼ばれる大きな袋で、これが名前の由来にもなっている。この喉頭嚢はテナガザルの中でもフクロテナガザルだけに特有の特徴である。また、喉頭嚢は鳴き声を発する際に大きく膨らみ、鳴き声をより大きく、より遠くに響き渡らせることに役立っている。
・テナガザルの鳴き声は複雑な音声パターンによって構成されていることから、その鳴き声は「歌」と表現される。テナガザルが歌をうたう理由は縄張りの主張や、夫婦間の絆を深めるためのコミュニケーションではないかと考えられている。
・雌雄ともに体毛は黒色だが、雄には股下に毛の生えた精巣がぶら下がっている為、容易に見分けることができる。

↑雌雄でデュエット中のフクロテナガザル。精巣が見える左が雄で、精巣の無い右が雌です(日本モンキーセンターにて撮影)

・後肢の人差し指と中指が皮膚つながって、これが学名の由来となっている。
テナガザルの中で最大の種で、成熟するとその体重は約12kgになる。これは他のテナガザルに比べると約2倍である。
・体重が重いため、他のテナガザルのように俊敏に枝渡りをすると枝が折れてしまう可能性が高い。そのため、フクロテナガザルの枝渡りの速度は他のテナガザルに比べて遅い。

↑枝渡り中のフクロテナガザル。振り子のように体を振りながら移動します!(日本モンキーセンターにて撮影)

テナガザルは種ごとに異なる場所で生息しているが、フクロテナガザルだけは他の種と同じ場所に生息することができる。これは、フクロテナガザルが他のテナガザルと主食が異なるためである(後述)。
・他のテナガザルと同様、夫婦とその子からなる家族で生活している。
・頭の毛が中心から左右に向かって分けられている(ヒトでいうセンター分け状態になっている)。

↑四肢をフルに使って体を支えるフクロテナガザル。確かにセンター分け!(日本モンキーセンターにて撮影)

食性

・果実や樹の葉、花、昆虫類などを食べる。
・他のテナガザルに比べて、フクロテナガザルは樹の葉を食べる量が多い。

繁殖

・出産間隔は約5年と長い。

その他

・寿命:情報収集中
学名:Symphalangus Syndactylus
英名:Siamang, Siamang Gibbon
・生息地:東南アジア
絶滅の度合い:危機

↑棒の上を歩くフクロテナガザル。歩くときは写真のように両腕でバランスを取りながら歩きます。(日本モンキーセンターにて撮影)

参考

・澤井聖一. 世界で一番美しいサルの図鑑. 初版. 株式会社エクスナレッジ, 223p
・巷でウワサのテナガザル!「アァ~!!」のひみつ!. 到津の森公園. https://www.itozu-zoo.jp/blogs/animal/2017/08/8091.php, (2020/12/26)
・フクロテナガザル. 動物園の仲間たち東山動植物園. http://www.higashiyama.city.nagoya.jp/04_zoo/friend/2018/06/post-75.html, (2020/12/26)

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