今回注目するのは、美しい羽を持つキジ科の鳥、インドクジャクです!
日本では単に「クジャク」と呼ばれるほど知名度の高い鳥ですが、日本には本来生息していない鳥です。
そんなインドクジャクの生態を見ていきましょー

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生態・形態
・一般にクジャクというと、このインドクジャクのことを指す。
・美しい装飾のような羽は実は尾羽ではなく、尾羽の付け根を覆う羽毛が長く伸びたものである(上尾筒と呼ばれる)。本当の尾羽は、硬く短い。また、上尾筒は繁殖期の雄にのみ生えており、繁殖期が終わると抜け落ちる。
・森林地帯の開けた場所や川辺などに生息する。

食性
・日中は地上で食べ物を探し、果実、植物、爬虫類、小型哺乳類、昆虫など、様々な食物を食べる。
繁殖
・求愛は春から夏にかけて集団で行われる。雄が羽を広げ雌にアピールし、雌は気に入った羽をもつ雄を選ぶ。
・雌は地上の茂みに作った巣に約5個の卵を産む。
・卵は約1か月で孵化し、雛の世話は雌によってのみ行われる。雛はすぐに自分で採食できるようになる。
その他
・クジャクは3000年以上前から装飾用として利用されてきた。
・寿命:情報収集中
・学名:Pavo cristatus
・英名:Common Peafowl, Indian Peafowl
・生息地:アジア南部
・絶滅の度合い:低懸念
参考
・小菅正夫. 驚くべき野生動物生態図鑑 WILDLIFE OF THE WORLD. 黒輪篤嗣訳. 日本書院, 2017, 400p
・澤井聖一. 日本の美しい色の鳥. 株式会社エクスナレッジ, 2016, 223p
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